ダブルガーダタイプは、スパンの長い中・大容量向きの天井クレーンです。

片側、または両側に点検歩道を取り付けることにより保守点検が容易です。

サスペンション形クレーンは、建屋の梁を利用し取り付けた2本の走行レールに懸垂され走行するクレーンのことをいい、比較的小容量向きです。

トップランニング形クレーンに比べ、ガーダのオーバーハングがとれるため、建屋側面まで最大限の空間利用ができ、床の有効利用範囲が広くなります。 走行レール取り付け位置を自由に計画でき、長いスパンの場合は、多点支持することも可能です。

また、トランスファーブリッジにより荷のつり替えなしに他のクレーンや建屋等に移動できます。

橋形クレーンには、両サイドに脚を取り付け、地上に敷設した2本の走行レールを走行する「橋形クレーン」と、片側を建屋側壁に取り付けた走行レール上を走行する「片脚橋形クレーン」の2種類があります。

作業内容および設置場所に最適な高さ・スパン・容量の組み合わせが可能で、 屋外はもとより、屋内でも天井クレーンと組み合わせることもできます。

キャンチレバーは、Iビームが旋回する機構を装備し、旋回体はポスト（固定した柱）だけ支え、簡単な基礎工事で建屋内外場所を選ばず設置できる自立形クレーンです。Iビームは300°旋回します。スリップリング式の採用により360°旋回にも対応可能です。電動旋回にも対応しております。

スイングジブクレーンは、Iビームが旋回する機構を装備し、旋回体は建屋の柱や壁に上下2つのブラケットを固定し、簡単に取り付けできる壁固定式クレーンです。

Iビームは180°旋回します。 電動旋回にも対応しています。

ウォールクレーンは、建屋の壁沿いに設けられたランウェイに沿って走行するジブクレーンです。

比較的容量が小さいため、天井クレーンの補助的なものとして使われることが多いです。

建屋固定構造物に取り付けた軌道（Iビームなど）に沿って、トロリ（ホイスト）が移動するものです。

Iビームを曲線やループ状にしている場合もあります。